皆さんこんにちは、エリート社畜です。
今回紹介する作品は【勇者、辞めます】です。
※この記事は、ネタバレを含んでいるので注意して下さい。
作品情報
原作ライトノベルは、KADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」にて2017年1月~2月の間連載され、第2回カクヨムWeb小説コンテストファンタジー部門で大賞を受賞しました。
その後2017年12月から連載がスタートしカドカワBOOKSより全3巻発売されています。
コミカライズ版は、2018年5月からヤングエースUP!にて連載がスタート、2022年4月からはアニメ放送も決定しています。
あらすじ
世界を救った後、どこにも行き場がなくなった最強勇者・レオ。
強すぎる力は平和な世界にはいらない存在……。
そんな彼が行き着いた就職先は――かつての敵、魔王軍だった!
カクヨムコン大賞受賞作品がコミック化!
引用:Renta!
ネタバレ作品紹介
魔王ベリアル撃退後、聖都レナイェに帰還した勇者レオは、魔王の危機から救ったはずの人々から追放されてしまいます。
人類に対して怒りを感じたレオは、魔王軍が人材を募集していると聞き付け入団を希望しますが、魔王:ベリアルから魔王軍入団を拒否されます。
魔王から入団拒否を受けたレオは、魔王軍幹部である四天王達を説得し、四天王以外には正体を隠した状態で魔王軍に仮入団することになります。
仮入団後、四天王の1人である魔将軍シュティーナや獣将軍リリ達のあまりにも多忙&効率:悪の仕事振りを見たレオは、正式な入団契約を勝ち取るため、魔王城全体の業務改善を行っていきます。
中途採用で入社した敏腕社員みたいな感じで、次々に業務改善を行っていき、ベリアルも認める程の有能さを発揮していき、四天王達を含め、魔王軍にとって必要不可欠な存在となっていきます。
魔王軍に入団してからしばらく経ち、魔王:ベリアルと食事をする機会を得たレオは、以前から気になっていた人間と戦争を続ける理由を聞く事ができ、心からベリアルに協力をしようと決心します。
物語としては、序盤はレオが四天王達を助けながら魔王軍を改善していく過程が描かれており、3巻では勇者レオの強さの秘密が明らかになるなど、ギャグ要素からシリアス要素まで充実していてとても面白い作品です。
さいごに
人々から見放されて魔王軍入団という過程を辿りますが、人類に復讐するという展開ではなく魔王軍が改革されていく様を描いているので、他の似た設定の作品とは違う面白さがあります。
個人的には、レオの秘密が判明した後を描いているの4巻~が特に面白いと思うので、ぜひ読んでみて下さい。